散骨する海域

散骨する海域 ー 早崎瀬戸(はやさきせと)

長崎県・島原半島の南端に位置する早崎瀬戸(はやさきせと)は、有明海と橘湾をつなぐ自然豊かな海域です。
ここは、火山が生み出した壮大な地形と豊かな海の恵みが調和した、自然と命が共に息づく特別な場所です。

■ 野生のイルカが暮らす豊かな海

早崎瀬戸には、全国的にも珍しい定住型のミナミハンドウイルカが生息しています。
潮の流れが複雑で栄養豊富なこの海は、魚が多く集まり、イルカたちにとって理想的な住処となっています。

外洋のような荒波や天敵も少なく、静かで穏やかな海が広がる――
その姿は、まるで命が穏やかに循環する“自然の聖域”のようです。

火山が生んだ雄大な地形と生命の海

島原半島は、雲仙普賢岳を中心とした火山活動によって形成された土地。
その影響を受けた早崎瀬戸の海底地形は複雑で、海水中にはミネラルを多く含む栄養が流れ込んでいます。

この地域は、2018年にユネスコ世界ジオパークに認定されました。
火山と共に生き、海と共に暮らしてきた人々の文化が息づいており、
自然を敬いながら共生する姿勢が今も大切に受け継がれています。

自然に還るにふさわしい場所として、多くのご家族に選ばれています。